長崎市片淵2丁目の市指定史跡「心田庵(しんでんあん)」の一般公開が22日始まり、市民らが赤く色づいた日本庭園を楽しんでいる。12月11日まで。
唐通事の何兆晋(がちょうしん)が1668年ごろに建てた別荘。ヤマモミジなど約300本の樹木で埋まる庭園に、かやぶき屋根の建物がそびえる。茶室横の庭先にあるテーブルの表面をのぞけば、庭園風景が映る「逆さ紅葉」を堪能できる。夫婦で訪れた長崎市愛宕4丁目の中尾健士さん(83)は「静寂な雰囲気で自然を味わえ、気分転換になった」と話した。
心田庵は毎年、春と秋に一般公開し、昨秋は20日間で約5700人が訪れた。公開時間は午前9時~午後5時。入場料は一般300円、高校生以下無料。
市指定史跡 心田庵公開始まる 日本庭園と紅葉楽しむ
- Published
- 2018/11/23 00:01 (JST)
- Updated
- 2020/05/20 16:34 (JST)
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