復活の小浜中 飛躍の活水中・高 笑顔あふれる演技 

 大阪市で18日にあった第31回全日本マーチングコンテスト(全日本吹奏楽部連盟など主催)で、九州支部代表として出場した中学校の部の雲仙市立小浜中と、高校以上の部の活水中・高の吹奏楽部が共に金賞に輝いた。小浜中は12回目、活水中・高は初の受賞。
 小浜中は同コンテストを含め、全国レベルの大会に15年連続で出場している。金賞常連校として臨んだ昨年は銀賞で、連続金賞が「11」で途絶えた。今回は「ショータイム」をテーマに、ミュージカルメドレーを披露。50~80人編成の学校が名を連ねる中、23人編成ながら笑顔あふれる演技で観客を魅了し、復活を果たした。部長の白鶴春穂さん(14)=3年=は「みんなを笑顔にしたいという思いが伝わったんだと思う」と言葉を弾ませた。
 2年連続の全国挑戦となった活水中・高のテーマは「バタフライ&シー」。中学生8人を含む81人が、帆を張って海原を進む帆船の様子を迫力ある隊列変更で演じた。オペラ「蝶々夫人」の楽曲などをのびやかに演奏し、昨年の銀賞から飛躍を遂げた。ドラムメジャーで全体を率いた柿川舞子さん(18)=3年=は「とにかく楽しもうと臨んだのがよかったのかも。これまで支えてくれた人たちに感謝したい」と話した。
 同コンテストは、両部にそれぞれ全国11支部の代表25校が出場し、県勢は小浜、活水の2校。中学校9校、高校10校が金賞を受賞した。

初の金賞に喜ぶ活水中・高のメンバーら=大阪市、大阪城ホール(保護者提供)
復活の金賞受賞に笑顔を見せる小浜中メンバーら=大阪市、大阪城ホール(保護者提供)

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