『BBC』は22日、ズラタン・イブラヒモヴィッチのインタビューを掲載した。
3月にマンチェスター・ユナイテッドを退団し、今年はアメリカ・メジャーリーグサッカーのLAギャラクシーでプレーしたイブラヒモヴィッチ。37歳という年齢ながら大活躍を見せ、古巣のミランに復帰する可能性が高まっているとも。
彼はプレミアリーグでのプレーについて以下のように振り返り、チームメイトだったポール・ポグバについても語っていたとのこと。
ズラタン・イブラヒモヴィッチ 「批評家は、オレが歳を取りすぎていると考えていたね。
しかし、むしろオレよりもプレミアリーグのほうが年を取っているように見せたのさ。
オレが誰なのかを皆に証明するためには3ヶ月かかった。これはチャレンジだったが、オレは一度も挑戦を止めたことはないんだ。
その全てが懐かしいね。マンチェスター・ユナイテッドでは素晴らしい時を過ごしたよ。
ワッザ(ルーニー)、マイケル・キャリック、それから若い選手たち。彼らはサッカーをすることで世界に飛び出したいと思っていたし、ハングリー精神を見せてくれた。
良い時間だったよ。なぜなら、オレは成熟した男になっていたが、まだ未熟な男たちと知り合うことができたからだ。
まるで、ベンジャミン・バトン(『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』80歳で生まれ、歳とともに若返る男のドラマ)のような気分にさせてくれたよ。どんどん若返っていくようだった。残念ながら、それから怪我をしてしまったけどね。
オレが10年前に行かなかったことを、プレミアリーグは幸せに思うべきさ。違った話になっていただろうからね。オレの全てのゴールはプレミアリーグで決まっていたはずだからな。
正しいクラブに入ったと思うよ。輝けると思っていたし、実際にそれができたからね」
「ポール・ポグバとは、ユナイテッドに行くまでプレーしたことはなかった。人間としても知らなかった。
我々は同じ代理人(ミーノ・ライオラ)を持っているし、徐々に彼は素晴らしい人物、素晴らしい選手だとわかるようになったよ。ただ、彼は適切なガイドを必要としている男だ。
プロフェッショナルな人物だよ。毎試合努力するし、練習も試合も休んだことはない。
ただそういうことは人々が見ないものだ。テレビやスタジアムでの90分だけで判断されてしまう。だから、そこでやらなければならないんだ。
我々のフィールド上での関係は素晴らしかったよ。お互いにとてもうまく行っていた。ユナイテッドでの最初の1年はファンタスティックだったよ」