徳之島沖で32・2キロクエ

 オーパFCのメンバー7人が1泊2日で徳之島遠征に出かけた。安田漁港を9日午前0時に出港、約6時間かけて徳之島沖に到着した。

 まずは餌のムロアジ釣り。ムロアジサビキを海底まで落とし、電動リールで高速で巻き上げるだけで面白いように釣れた。ムロアジを釣りながら大物仕掛けを入れると5~10キロのオーマチがトリプルヒット。だが、その後が続かない。

 日没前に伊仙町沖の水深25メートルのポイントに移動して夜釣りを開始。テンヤ仕掛けに40センチオーバーのミミジャーやクチナジ、ヤマトビーなどがコンスタントに釣れた。午後11時に納竿(のうかん)して翌朝まで就寝。

 夜明けとともに餌のムロアジを釣り、大物ポイントに移動。大物仕掛けを落とすと、ぶるぶるとムロアジが暴れるのが竿(さお)先に伝わる。8~14キロのカンパチや5~10キロのオーマチなどを全員が釣り上げた。

 餌のムロアジも午後2時すぎには足りなくなり、最後の一流しとなった。じゃんけんで負けて死にムロアジを使った仲村渠房人さんの仕掛けに大物のアタリ。なかなか食い込まないので、竿を下げて誘ってみると食い付いた。リールを巻くとずっしりとした重みが伝わるが、回遊魚のようには走らない。水面近くまで巻き上げると32・2キロのクエが浮いた。とこ丸(電話)090(1945)2144。

 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)

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