寺の本堂で洋楽演奏会 「ブラボー」の声も 川崎

 寺の本堂を会場に、チェロやフルートなどの洋楽演奏を披露するコンサートが24日、川崎市高津区久本の龍臺(りゅうだい)寺(樋口智亮住職)で開かれ、多くの市民らが優雅な調べを楽しんだ。

 近くにある洗足学園音楽大学と同寺が初めて企画。海外でも活躍するチェリストで同大教授の荒庸子さんをはじめ、同大学院生と卒業生による木管三重奏などでパッヘルベル作曲の「カノン」やバッハ作曲「無伴奏チェロ組曲」などを演奏した。

 本堂には、約250年前に描かれたとされる、雅楽を奏でる天女の天井絵が飾られており、異分野の芸術の融合に客席からは「ブラボー」の声が上がっていた。

お寺の本堂で演奏する荒さん(右端)ら洗足学園音大のメンバー=川崎市高津区の龍臺寺

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