中井の中心から愛を叫ぶ 大声コンテストに60人

 身近な人への愛や感謝の気持ちを大声で叫ぶ「なかい大声コンテスト」が24日、中井中央公園(中井町比奈窪)で行われた。幼児からお年寄りまで約60人が参加し、正面に望む富士山に届けとばかりに声を張り上げた。

 コンテストは、地元の活性化に取り組む中井なかまる会(城所勲代表、8人)の主催で4回目。大人は90デシベル、子どもは70デシベルの大きさをクリアし、内容も含めた審査で“合格”になると賞品がもらえる。

 参加者は、園内を見下ろせる展望広場に設置された専用台から絶叫。「お父さんいつもありがとう、一緒に長生きしましょう」「いつも怒っているママだけど、大好き」などと日ごろの思いを伝えた。

 103デシベルで、この日一番の大声を出した茅ケ崎市の田尾健人さん(40)は、長男(10)の少年サッカーの付き添いで同公園に来たという。「息子への応援の気持ちを叫んだ。普段、大声は叱るときしか出さないけれど、富士山を前にこうやって出すのは気持ちいいですね」と笑顔で話していた。

身近な人への感謝などを大声で伝えたコンテスト=中井中央公園

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