“実業家”ピケに新たなビジネス「サッカーチームを買おうと思うんだ」

サッカークラブを買うと明言したピケ photo/Getty Images

実業家としての顔も覗かせるバルセロナDFジェラール・ピケには、新たなビジョンがあるようだ。

仏紙『L’Equipe Magazine』のインタビュー内容を踏まえてスペイン『as』が報道したところにによると、なんとサッカークラブを買うつもりがあるという。「2つのプロジェクトが動いているんだ」とピケは語る。

「ひとつは、サッカーチームを買うことだ。申し訳ないけど、これ以上は言えない。もうひとつは、新しいフットボールのコンペティションを作ることさ。もしくは、すでにあるコンペティションを利用する。これも言えないけど、素晴らしいプロジェクトだよ」

ピケはサッカーだけでなくスポーツビジネス全体の改善に意欲を示しており、すでに今年8月、テニスの国別対抗戦「デビス杯」の改革案を通した。三木谷浩史氏が会長兼社長を務める楽天の協力を得て投資ファンド『Kosmos』を立ち上げ、自ら会長職に就いている。その投資先としたのがデピス杯であり、ピケは自ら改革素案を考えてITF(国際テニス連盟)に持ち込んだという。その結果、2019年から同大会のコンペティションは大きく変更されることになり、1年間のトーナメント方式から、1週間の集中開催になった。

一方で、今年7月には自らが所有するゲーム会社『Kerad Games』が倒産に追い込まれており、およそ200万ユーロ(約2億6000万円)の赤字を出したという。ピケの経営者としての才覚は現時点では評価が難しいが、近い将来にサッカー界にも彼のビジネスが影響してくることは間違いなさそうだ。

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