メクル第326号 柔軟体操でけがふせぐ 新上五島・上郷小

 南松浦(みなみまつうら)郡新上五島町奈摩郷(なまごう)の町立上郷(かみごう)小(永田利彦(ながたとしひこ)校長、97人)は、全校で柔軟体操(じゅうなんたいそう)に力を入れています。けがをふせぐことなどが目的です。体育の授業(じゅぎょう)の始まりなどに、さまざまな種類の体操に取り組んでいます。
 一昨年の体力テストの結果から、同校の児童は体がかたいということが分かり、昨年度から始めました。
 このうち3年生は朝のホームルームの時間にも柔軟体操をやっています。肩甲骨(けんこうこつ)を動かすため、両手を頭の上や背中(せなか)に回して拍手(はくしゅ)をしたり、脚(あし)の裏(うら)の筋肉(きんにく)をのばすため、足首をつかんだ体勢(たいせい)からゆっくり立ち上がったり。約20種類の柔軟体操を日がわりでこなしています。
 ミニバスケットボールのチームで活動している3年生の谷川珠寧(たにがわじゅね)さん(9)は「好きな方向になめらかに動けるようになった」と、効果(こうか)を実感しているようです。同じく3年生の奈良谷証(ならたにあかし)君(8)も「練習のおかげで体がやわらかくなった。サッカーでボールを蹴(け)るとき、脚を大きく動かせるようになった」と笑顔で話しました。

けがをふせぐために柔軟体操をする児童=上郷小

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