【平成の長崎】長崎道工事現場で橋げた落下 けが人なし 平成16(2004)年

 8日午前11時半ごろ、長崎市本河内4丁目の国道34号日見バイパスの新妙相寺2号橋建設現場で、設置中のコンクリート製の橋げた(長さ20メートル、高さ1・2メートル、幅0・8メートル、重さ約25トン)が落下した。けが人はなかった。
 国土交通省長崎河川・国道事務所によると、橋げたは12本を1組として設置する。そのうちの1本を傾斜したレールの上で移動させ、橋脚間に設置していたが、橋げたにつないでいたワイヤが緩く落下したらしい。
 現場ではバイパスの4車線化を進めており、当時付近にいた作業員らは「突然『ガラガラ、ガシャーン』という大きな音がした」と驚いた様子だった。
 同事務所は「あってはならないことで、作業手順を守っていれば防げたはずだ。部分的な遅れはあるかもしれないが、全体的な工期に影響はない」としている。
(平成16年1月9日付長崎新聞より)
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橋げたが落下した国道34号日見バイパスの建設現場=長崎市本河内4丁目

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