【平成の長崎】国見2年ぶり6度目V 全国高校サッカー選手権 平成16(2004)年

 第82回全国高校サッカー選手権最終日は12日、東京・国立競技場で決勝を行い、長崎県代表の国見は6―0で筑陽学園(福岡)に快勝。2年ぶり6度目の優勝を飾ると同時に、インターハイ(長崎ゆめ総体)との2冠に輝いた。今回の優勝で、国見は帝京(東京)と並んで戦後最多優勝校になった。
 国見は前半12分、MF川口の今大会初ゴールで先制。その後は筑陽学園のカウンター攻撃に苦戦する場面もあったが、後半10分すぎからは運動量に勝る国見ペース。後半16分、FW平山が2点目を挙げると、その後はFW兵藤を攻撃の起点に、MF渡邉、DF益永らが次々にシュートを決めた。守備陣もGK関を軸に無失点の健闘だった。
 平山は今大会5試合で計9得点。史上初の2年連続得点王に輝いた。同選手権通算得点も17点。現清水のFW北嶋秀朗(市船橋・94―96年度大会)の16点を抜いて最多を記録した。国見の同選手権通算成績は61勝12敗、勝率は8割3分6厘になった。
(平成16年1月13日付長崎新聞より)
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【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。

優勝旗を持って応援スタンドに駆け寄る国見の選手=東京・国立競技場

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