「ながさき県民の森」で開園50周年の記念イベント

 ながさき県民の森(長崎市神浦北大中尾町)は25日、開園50周年の記念イベント「県民の森であそぼう!もりフェスタ」を開き、約1300人の人出でにぎわった。

 県や指定管理者の県林業コンサルタントなどが共催。記念式典には中村法道知事ら約200人が出席し、県内21市町の花木などの記念植樹もあった。

 会場では地元農産加工品や木工品販売、火おこしやネーチャーゲーム体験などのブースが並んだ。森林館前の芝生広場では、丸太の“基地”やブランコなど子どもが楽しめる仕掛けがたくさん。約100人が参加した「山かけあがり大会」では子どもたちが元気に斜面を駆け上った。

 娘3人を連れて初めて訪れた長崎市滑石6丁目の荒木美絵さん(37)は「娘たちも楽しんでいる。次は弁当持参でアスレチックをしに来たい」と話した。

 県民の森は明治100年を記念し1968年3月、82ヘクタールの区域でオープン。その後隣接する国有林などを購入し382ヘクタールに拡大した。キャンプ場やつり橋の整備、県民ボランティアによる「森の案内人(インタープリター)」の養成など魅力も増し、今年4月までの入園者数は約500万人に達した。

もりフェスタのイベントで、斜面を元気よく駆け上がる子どもたち=長崎市、ながさき県民の森

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