長崎でソフトバンク野球教室 松田遼、釜元両選手ら指導

 プロ野球ソフトバンクの野球教室が23日、長崎市の長崎県営ビッグNスタジアムで行われ、子どもたちが憧れの選手たちから指導を受け、野球の楽しさを味わった。

 「ベースボールキッズ2018」と題して、九州・山口の8県10カ所で同時開催。ビッグNには西陵高出身の釜元豪外野手、今季途中に阪神から移籍した波佐見高出身の松田遼馬投手のほか、高谷裕亮捕手、高田知季内野手、松本裕樹投手が訪れ、長崎県内の小学生約270人を教えた。

 参加者は5グループに分かれ、走塁や守備、投球などを体験した。松田遼投手は「ストラックアウト」に挑む子どもたちに「力を抜いて」「狙いはいいよ」などとアドバイス。走塁を担当した釜元外野手は、子どもたちから「どうやったら速く走れるようになりますか」と質問されて「坂道をたくさん走った。続けることが大切」と答えていた。

 チームメート4人と参加した長与ボンバーズの田中大翔君(8)=長与小2年=は「プロの選手は体が大きくて、かっこよかった。来年4月の(ビッグNでの)ソフトバンクの試合をぜひ見に行きたい」と目を輝かせた。来季に向けて釜元外野手は「子どもたちに元気をもらった。50試合出場が目標」、松田遼投手は「50試合登板をクリアしたい。長崎出身者でホークスを盛り上げる」と飛躍を誓っていた。

松田遼投手(右)に見守られ、ストラックアウトに挑む小学生=長崎県営ビッグNスタジアム

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