2020年東京五輪・パラリンピックで平塚市を事前キャンプ地とする北欧リトアニアのオリンピック委員会の関係者らが26日、市内のトレーニング施設を視察し、落合克宏市長と懇談した。
訪問したのは、シドニー五輪女子射撃クレー・トラップの金メダリストでオリンピック委のダイナ・グジネビチウテ会長と駐日大使館職員ら5人。グジネビチウテ会長の来日は初めて。
一行は市総合公園(同市大原)内のスポーツ施設や「ひらつかサン・ライフアリーナ」(同市中堂)など計3カ所を相次いで視察。10月のナショナルチームによるテストキャンプで陸上チームが使用した「Shonan BMWスタジアム平塚」では、市担当者らから夜間練習に使用する照明設備などの説明を受けた。
市役所では、落合市長がテストキャンプ時の選手による市民との交流に感謝し、「今後も交流を深めることができれば」とあいさつ。グジネビチウテ会長は「アスリートにとっては、いい設備でよく練習できる環境が重要。市民がアスリートをサポートしてくれ、20年に向けていいスタートが切れた」と話した。