代表初の女子選手 笑顔の中にあふれる闘志 倉橋香衣選手(ウィルチェアーラグビー)

18年世界選手権で初優勝したウィルチェアーラグビー日本代表。快挙には1人の女子選手が大きく貢献していた。今回登場する倉橋香衣選手は、男女混合のウィルチェアーラグビーで女性として初めて日本代表に選ばれた。

大学でトランポリン部に所属。3年の時、大会の練習中に転落事故で頸髄を損傷し、四肢まひ。周囲の心配をよそに「車いすに乗って早く学校に生きたい」と前向きだった。

自立訓練の一環でさまざまな競技に挑戦する中でウィルチェアーラグビーと出合った。「ぶつかるのが本当に楽しくて」。強靭な男子選手たちとの激しいぶつかり合いに恐怖心はなく、常に笑顔が絶えない。

ウィルチェアーラグビーは、女子選手がコートに入る場合、チームが優位になる特別なルールがある。「チームが優位になるから、女性だから…と思われることは悔しい。男性選手と同じように動けるようになりたいし、ならないといけない。まだまだ課題は山積み」

屈託のない笑顔には、20年東京への闘志があふれている。


倉橋香衣選手(ウィルチェアーラグビー)

倉橋香衣(くらはし・かえ)

1990年9月15日生まれ 28歳 兵庫県出身 商船三井所属。

11年、トランポリンの転落事故で頸髄を損傷し車いすユーザーに。13年にウィルチェアーラグビーを始め、17年に女性として史上初の日本代表候補に選ばれた。女子選手のトップランナーとしてさらなる活躍が期待されている。

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