2020年開校予定「五島日本語学校」の連携協定締結 九州総合学院と五島市など 留学生の確保協力

 長崎県五島市に2020年4月開校予定の「五島日本語学校」について、運営する学校法人の九州総合学院(熊本県)と五島市などが27日、留学生の確保などの面で協力する連携協定を結んだ。

 九州総合学院によると、五島市坂の上1丁目に開設する。ベトナムからの留学生を対象に募集し、2年間で1600時間の授業を実施する。定員は1学年50人。専任職員は初年度に11人を採用する予定。本年度中に長崎県と法務省入国管理局に認可を求める。

 九州総合学院は五島市、県立大を運営する県公立大学法人、長崎県五島振興局と協定を締結。留学生や教職員の確保のほか、留学生のアルバイト先や教職員の住居の確保について協力する。

 長崎県庁での協定締結式で、九州総合学院の川越宏樹理事長は「(学力の向上だけでなく)留学生の生活指導や地域との交流、日本文化への軟着陸にも一生懸命取り組む」とあいさつした。

協定書に押印する川越理事長(右から2人目)=長崎県庁

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