クレーン車転売で再逮捕 厚木の建機リース会社社長

 厚木署は27日、業務上横領の疑いで、建設機械レンタル・リース会社「PROEARTH」(厚木市寿町、破産手続き中)の社長(41)=東京都大田区、別の業務上横領罪2件で起訴=を再逮捕した。

 再逮捕容疑は、2017年11月ごろ、リース販売業者から借り受けていたパワーショベル1台(時価約5100万円)を秋田県の建設機械販売業者に売却し横領した、としている。

 署によると、同容疑者は当時、厚木市や仙台市を拠点に建設機械のレンタル・販売などを行う複数の会社を経営。追徴課税や取引先の倒産などで融資環境が悪化していたという。署の調べに対し「会社の運転資金に充てるため転売した」と供述、容疑を認めている。

 同容疑者は17年3月と同10月にリース会社から借りていたクレーン車を取引先に各1台を売却し横領した疑いで逮捕されていた。署によると、3件の被害総額は時価で約1億300万円に上るという。

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