【平塚市長選】落合氏3選出馬表明 「いい流れを次に」

 任期満了に伴い来春の統一地方選で行われる平塚市長選で、現職の落合克宏氏(61)が27日、3選を目指し無所属で立候補することを表明した。同市長選への出馬表明は谷容子氏(53)に続き2人目。

 落合氏は同日の会見で、子育て世代の流入や法人税収の回復を2期8年の実績として強調。「いい流れが生まれている。まちづくりを次のステージに進めていく」と市政継続の必要性を訴えた。

 民間資本を活用したまちづくりをうたい、大神地区のツインシティやJR平塚駅北口周辺の再整備を「まちづくりの二つの核」と捉える。一方で、龍城ケ丘プール跡地の再整備を巡り、住民の反発があることから「市民の意見を民間事業に反映させる『平塚方式』を進める」と説明した。

 子育て支援では中学3年生までを対象にした小児医療費助成の所得制限の撤廃、2020年までに待機児童ゼロの実現を新たな公約として掲げた。

 落合市長は明治大卒で市職員として22年勤務。市議を2期務め、11年の市長選で初当選した。

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