今季のブンデスリーガ12試合消化時点で、6勝3分け3敗の5位に留まっているバイエルン・ミュンヘン。24日の同リーグ第12節では今季1部に昇格したばかりのデュッセルドルフに3点を奪われて勝利を逃すなど(3-3)、不振に喘いでいる。
同リーグ7連覇にむけて早くも暗雲が漂っているバイエルンには、注目すべきデータがある。今季のブンデスリーガ全試合の“前半45分終了時点”のスコアをもとに順位表を作成したところ、8勝2分け2敗で同クラブが首位となった(勝ち点:26 得失点差:+4)。
リードして前半を終えながら、後半に同点ゴールを浴びたケースが今季のリーグ戦で4度あるバイエルン。デュッセルドルフ戦では高く設定しすぎた最終ラインの背後を相手のFWドディ・ルケバキオに幾度となく突かれ、複数失点を喫した。常に最終ラインをセンターサークル付近に設定し、相手を自陣に閉じ込めるサッカーを選手たちに実践させているバイエルンのニコ・コバチ監督だが、中盤でのボールロストから相手のカウンターをもろに受けてしまう場面が多い。リード時にはある程度リトリートして相手に最終ラインの背後を突かれないようにするなど、時間帯や点差に応じて戦い方を変える必要があるだろう。
【ブンデスリーガ2018-2019、前半45分の戦績&順位】(トップ5)
1位:バイエルン・ミュンヘン 8勝2分け2敗(勝ち点:26 得失点差:+4)
2位:フランクフルト 7勝3分け2敗(勝ち点:24 得失点差:+9)
3位:ライプツィヒ 5勝5分け2敗(勝ち点:20 得失点差:+5)
4位:ボルシアMG 5勝5分け2敗(勝ち点:20 得失点差:+4)
5位:アウクスブルク 5勝4分け3敗(勝ち点:19 得失点差:+3)