エースであるはずのベルギー代表FWロメル・ルカクの得点力不足が深刻化しているマンチェスター・ユナイテッド。
ここでは、『sportskeeda』による「1月に獲得しうる5人のストライカー」を見てみよう。
チーロ・インモービレ(ラツィオ/イタリア代表)
このイタリア人FWは今のユナイテッドが必要とする全てを兼ね備えており、レッドデビルズのシステムでうまく機能するだろう。
昨季は47試合で41ゴールと大爆発し、今季も得点を量産中だ。来年2月で29歳になるが、今がまさに絶頂期のはず。
ボックス内でクレバーであり、空中戦も悪くない。何よりも素晴らしい右足を持っており、ゴール前で非常に効果的だ。
そのスピード、スキル、フィニッシュはユナイテッドに非常に魅力的だが、獲得には4500万ポンド(65.9億円)以上の投資が必要になる。
イアゴ・アスパス(セルタ/スペイン代表)
彼もまたゴールを奪う術を熟知した選手だ。2016-17シーズンに26点、昨季は23点。今季もゴールを量産している。
ファーストタッチが見事で、素晴らしい左足を持つが、右足も悪くない。
ルカクとは全くタイプが異なるが、モウリーニョのカウンターシステムでは生きるだろう。また、右ウィングとしてもプレーできるのは利点であり、ユナイテッドにとっても好都合だ。
31歳という年齢はネックだが、ユナイテッドは攻撃陣に経験を必要としている。イングランドではリヴァプールでの失敗がいまだに記憶に残っているだろうが…。
クシシュストフ・ピョンテク(ジェノア/ポーランド代表)
23歳と若い彼はいい投資になる可能性とリスクになる可能性の両方を秘めている。
今季セリエAに参戦すると7試合連続ゴールで一躍時の人に。ビッグクラブ相手には得点が奪えていないが、ロナウドを上回る10ゴールを叩き出している。
空中戦に非常に強く、走りも素晴らしいストライカーだ。得点センスにあふれ、ボックス内でもボックス外でも良さが発揮される。最大の強みはフィニッシュ力で、ゴール前でも冷静さを失わない。
その若さと経験のなさは懸念点だが、素晴らしい代役候補になりうる。とはいえ、獲得コストは最低でも4000万ユーロ(51.3億円)と安くはない。
ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン/ポーランド代表)
もし支出に糸目を付けないとすれば、彼以上の存在はいないだろう。2015-16シーズン以降、毎年40ゴールを記録してきた現在最高のストライカーのひとりだ。
今季はチーム自体が不調だが、彼自身はここにきて調子を上げつつある。圧倒的な得点力は証明済みであり、ユナイテッドが必要とする経験も持ちあわせている選手だ。
30歳になったものの今後数年は活躍が見込めるし、マーカス・ラッシュフォードのような若手にとってもいいお手本になるはず。ただ、問題は彼もまた安くはないという点だ。
クリスティアン・ストゥアーニ(ジローナ/ウルグアイ代表)
先日、日本代表とも対戦したストライカー。
今季はバルセロナ相手に2ゴールを決め、「リーガにおいて同じ年にレアル・マドリーとバルサから1試合2ゴールを奪った21世紀初の選手」になった(今年3月のレアル戦でも2ゴール)。
彼はイングランドでのプレー経験もある。2015-16シーズンに2部ミドルズブラに移籍すると、7ゴールを決めてプレミア昇格に貢献。翌シーズンにプレミアでプレーした後にリーガに戻ってくると得点を量産している。
足元が巧みで、決定機に強く、ゴールを奪う術を心得ている選手だ。本来生粋のストライカーのはずだが、サイドで使われた経験も。
その経験はユナイテッドにボーナスをもたらすだろうが、32歳という年齢は制約になりうる。また、内転筋の問題も懸念される。
とはいえ、手頃なバックアッパーのオプション候補として考慮できるはずだ。