新生クライミングシューズ【アンパラレル】気になるラインナップは? ボルダリングで最初に揃える道具と言えばやはり『クライミングシューズ』ですよね。既に多くのメーカーから様々なモデルが発売されていますが、また新たなブランドが日本に上陸しました。カリフォルニアに工場を構える「アンパラレル」は、熟練の職人を要する期待の新ブランド。今回は2018年11月より販売を開始した「アンパラレル」の気になるラインナップをご紹介します!

アンパラレルとは?

『日常から非日常まで』をブランドコンセプトとした新しいクライミングシューズのブランド「アンパラレル」。クライミングジムで気軽に楽しむ普段使いから、コンペや岩場での本気トライまで、全てのクライマーの要求に応えてくれるシューズを開発しています。
カリフォルニアの指定工場で生産されるシューズは、熟練スタッフによるハンドメイド。新開発された『UNPARALLELラバー』のフリクション性能も、実績のある研究チームの折り紙つき。大注目のクライミングシューズメーカーです!

日本での発売いつ?

クライミングシューズは、全国のクライミングジムやアウトドアショップ104店舗にて、2018年11月から順次販売されています!
クライミングシューズだけではなく自転車用のバイクシューズも手掛けていますが、日本での販売日程は未発表です。(2018年11月時点)

3種類のラバー

新しいクライミングシューズとなると、やはり気になるのはラバーではないでしょうか?アンパラレルでは3種類のラバーを使い分け、さまざまなクライミングスタイルを可能にしています。

■RH(REAL HONOR)
3種類の中でも一番硬く、マウスボールに近いイメージです。ソールの角を利用して立つエッジングに強く、剛性と摩擦力も安定した汎用性が高いラバー。厚みは3.5mmと4.2mmの2種類。3.5mmは、体重が軽い人から標準的な人に使いやすい厚みです。

■RS(REAL SUPREME)
トゥフックやかき込みなど傾斜のある壁でつま先を残したい時に、少ない重さで優れた摩擦力を発揮するラバー。RHよりも柔らかく、車のタイヤに近い硬さ。足の裏でフットホールドの感覚が捉えやすい3.5mmの厚みです。

■VD(VIRTURAL DEMPING)
RSよりも柔らかく、プラスチック消しゴムほどの硬さ。粘りがあり摩擦力が非常に優れているので、足掛かりのない壁にソールを擦りつけるスメアリンングに強いラバーです。厚みは2.0mmで足裏の感覚にも優れ、つま先に貼るラバーパッチとしても使われます。

初めての一足にもおすすめ!エントリーモデル3選

ソールが平らでかかとからつま先まで真っすぐで履きやすいエントリーモデル。癖がなく、使いやすいので始めたばかりの人にもおすすめできます。

ENGAGEVCS(エンゲージ ベルクロ)

初めてシューズを買う人や、履きやすさを重視したい方におすすめなのが「エンゲージ」。着脱は2本のベルクロで簡単。足首に近いベルクロはフラップタイプなので、履き口が大きく開き足が入れやすくなっています。アッパーは北欧産の天然皮革で、自分の足の形に馴染んできます。オーバーハングや垂壁など壁の種類を問わず登れるバランスの良いシューズです。細身の足型で作られた女性用モデルは、少し柔らかめの3.5mmラバー。

UP-MOCC (アップモック)

足に密着しやすいスリップオンタイプの「UPモック」。シューズ全体の剛性が柔らかいので履き心地が快適で、長時間履いても疲れにくいのが特徴。かかとに沿うように貼り付けた適度な剛性と摩擦力に強いRHラバーと、つま先に大きく貼り付けた柔らかくて摩擦力の高いVDラバーパッチ。ヒールフックやトゥフック、エッジングなど、さまざまなムーブをUPモックで習得できます。

エッジが効きやすくRHラバーと硬めのミッドソールが、シビアなフットホールドを的確に捉えます。さらに着脱のレースアップは2本の紐で締めるため、シューズの中で足がずれないように調節が可能です。UPレースには、体重が軽い方や足の幅が細い方向けのLV(ローボリュウム)モデルもあります。少し柔らかめの3.5mmラバーで、体格や体重に沿ったシューズを選択できます。

ジムでも岩でも活躍!オールラウンドモデル3選

レベルアップすると気になってくるのがクライミングシューズ。ソールの種類や、シューズの型など、自分の求める動きを引き出しやすいモデルを見つけましょう。

UP-RISE VCS(アップライズ ベルクロ)

剛性の高いソールフレックスにより、エッジングとスメアリングの両方を可能にしたオールラウンドモデル。ソールにはRH4.2mm、アッパーにはVDラバーが使用され、トゥフックもヒールフックも抜群の性能を発揮します。LVモデルと合わせて2019年1月中旬に発売となる予定です。

UP-RISE ZERO (アップライズゼロ)

フラットタイプのシューズながら多彩なクライミングを可能にするのがUPライズゼロ。2ピースソールがフットワークを自由にし、ダウントウやスメアリングなどもこなせます。Z型のベルクロはアッパーをスリムにし、つま先のVDラバーがトゥフック性能を高めます。足の幅が狭い男性や体重が軽い方にはLVモデルがおすすめ。

REGULUS (レグルス)

足への密着度が高いスリップオンタイプに、1本のベルクロでしっかり固定するダウントゥモデル。シューズの外周を覆う「ランド」がつま先のラバーと一体化することで、トゥフックもスムーズです。かかとはアップライズゼロと同型のデザイン。オールラウンドに履けるので、新しいクライミングスタイルを試したい脱初級者にぴったりの1足です!

シビアな足置きにも対応!ハイエンドモデル3選

壁の形状や岩質など、細かなクライミングスタイルにこだわりたい上級者におすすめしたいシューズ。

SIRIUS LACE(シリウスレース)

レースアップのラインを外側に逃がすことでつま先への力を的確に伝え、さらに細かいレースアップでシューズの締め付け感を微調整できます。つま先のダウントゥと強傾斜に強いRSソールで、力強いエッジングと掻き込みを実現。フットホールドに足を残しやすいので、シビアなムーヴを求められる上級グレードにおすすめ。LVモデルもあります。

VEGA (ベガ)

ベガはシリウスレースの姉妹モデルです。甲の部分はメーカー製ラバーの粉末を塗布することで柔らかく、指先が自由ながらも摩擦力が向上。かかとをしっかり包み込み、V字型のベルクロでしっかり固定します。ダウントゥでも垂壁や強傾斜、またマルチピッチクライミングなど、屋内外問わないバランスの良い万能なシューズです。

LEOPARD (レオパード)

足裏の感覚がダイレクトに伝わるVDソールを採用したシューズ。かかととつま先のソールが分かれた2ピースソールのデザインで、ソール全体が非常に柔らかい仕様です。摩擦力に優れてつま先のしなりが良く、掻き込みやトゥフックなどのフットワーク動作が軽快!レオパードは、石灰岩や砂岩などのクライミングにおすすめです。

ベストパートナーを見つけよう

増え続けるクライミングシューズメーカーの中でも、とりわけ注目度の高いアンパラレル。その性能はすでに日本有数の実力を持つアンパラレルサポートクライマーによって証明されています。これから目が離せないクライミングシューズメーカーになること間違いなしです!

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