ヨーロッパF3王者のミック・シューマッハーがFIA F2にステップアップ。「ドライビングスキル向上に必要なステップだ」

 FIAヨーロピアンF3選手権の2018年チャンピオンに輝いたミック・シューマッハーが、2019年シーズのFIA F2にプレマから参戦することが決定した。

 19歳のミックは、7度のF1ワールドチャンピオンを獲得したミハエル・シューマッハーの息子。2017年からヨーロッパF3に参戦し、今年は序盤戦こそ苦戦したものの後半戦で巻き返し、ダニエル・ティクトゥムとのタイトル争いを制して2018年のFIAヨーロピアンF3のチャンピオンとなった。

 そんなミックは2019年、プレマからF2シリーズに参戦する。ミックがF3参戦当初から所属し、ピエール・ガスリーやシャルル・ルクレールといった実力派ドライバーを排出してきたプレマからの参戦となる。

「2018年シーズン、プレマとF2に参戦することを楽しみにしている」とミックはF2公式サイトに向けて語る。

「技術的な経験とドライビングスキルをさらに向上させるために必要なステップだと思っている。僕にとってプレマからF2に参戦することはとても明確だった。このことについて、チームには感謝してもしきれない。アブダビでのテストでF2マシンをドライブできることに興奮しているよ」

 プレマのチーム代表、レネ・ロシンは「2019年のF2にミックを迎え入れることを誇りに思っている」と語る。

「彼には才能があり、献身的なレーサーだ。彼とともに仕事をするのは喜びであり、一緒にこの冒険をはじめるのが待ちきれない」

 ミックは木曜日からアブダビのヤス・マリーナ・サーキットで開催されるF2のテストに出走する予定だ。

2018年ヨーロピアンF3選手権でタイトルを獲得したミック・シューマッハーと母親のコリーナ

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