マンチェスター・ユナイテッドは27日に行われたチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節でスイスのヤング・ボーイズに1-0で勝利し、決勝トーナメント進出を決めた。試合終了間際にマルアン・フェライニが意地で決めた得点によって勝ち点3を稼いだわけだが、このハッピーな結果にも満足できていない人がいる。
辛口解説で知られるクラブOBポール・スコールズ氏だ。決勝トーナメント進出を決めたのは良かったが、スコールズ氏は内容に満足していない。英『BT Sport』によると、同氏の脳裏によぎるのは昨季のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦のセビージャ戦だ。下馬評ではマンU有利との声もあったのだが、2戦合計1-2で敗れてしまった。
スコールズ氏は、「ユナイテッドは酷かったと思う。特に後半はね。昨年のセビージャ戦のことが蘇ったよ。ピッチのあらゆるエリアにおいてクオリティが不足している。ヤング・ボーイズには申し訳なく感じるね。彼らは後半良かったし、もう少しのクオリティがあれば勝っていただろう」とコメントしている。
マンUはグループステージでユヴェントスをも撃破してみせたが、優勝候補に挙げることができないのは事実だ。今の戦いぶりではベスト16を突破するのは難しいかもしれないが、セビージャ戦とは異なる景色をサポーターに見せられるだろうか。