今季のプレミアリーグでいまだ無敗を続けるリヴァプール。
ここでは、『sportskeeda』による「アンフィールドでは成功出来なかったが、今季爆発している3人の選手たち」を見てみよう。
イアゴ・アスパス(セルタ/スペイン代表FW)
彼の復活劇は現フットボール史上でも最高のもののひとつだ。
セルタでの活躍により、2013年にリヴァプールに引き抜かれたアスパス。だが、アンフィールドでは辛酸を舐めた。背番号9を託されたものの、プレミアリーグではゴールを一度たりとも決められなかったのだ。
その後、セビージャを経て、古巣セルタに復帰。すると、待ち望まれた“帰還”は大成功という結果に。勝手知ったるセルタでは大エースとして君臨し、ゴールを量産している。
今季チームは苦しんでいるものの、彼は欧州でも最も決定的なストライカーであり続けている。
ペーテル・グラーチ(RBライプツィヒ/ハンガリー代表)
2016年に起きたRBライプツィヒの歴史的ブンデス昇格に貢献した守護神。
彼はまだ10代だった2007年にリヴァプールに引き抜かれた選手だ。ただ、在籍6年間でトップチームでの出場はゼロ。ローン移籍を繰り返した後、2013年にフリーで退団することに…。
アンフィールドで第3GKに過ぎなかった男が、今やCLやELで守護神として活躍している。
それは、ポテンシャルを発揮できずに終わる多くの若手のひとりとして消えかかっていた選手としては、まさに夢のような出来事だ。
今季も堅守でリーグ最少失点(12試合で10失点)に貢献している。
スソ(ミラン/スペイン代表)
現在ミランで好調のスソ。かつてリヴァプールのアカデミーでも最もホットな逸材だった彼は、17歳でプロ契約を結んだ。
だが、プレミアリーグでは1ゴールも決められず。コウチーニョやスターリッジ、スターリングらがいたために、そのプレータイムは限られており、アンフィールドで本当のポテンシャルを見せつけることは決してなかった。
アルメリアでのローンで輝きを放った後、ミランへ完全移籍。そこでもやや苦しんだが、モンテッラ体制下でキープレイヤーとしての地位を確立した。
まだ24歳の彼は今季も覚醒しており、スペイン代表招集にふさわしいパフォーマンスを見せている。