今回食べ比べした『3個入り100円以下プリン』の発売元は、「明治」、「雪印メグミルク」、「近藤乳業」、「原田乳業」の4社。中には3個入りで68円という価格破壊プリンも。果たして『3個入り100円以下プリン王』に輝く名菓はどれだ!?
3個入りで100円以下プリン愛が止まらない
改めましてどうもです。『3個入り100円以下プリン』評論家の長谷川です。といってももちろん勝手に名乗っているだけですが。
夢は、TBS『マツコの知らない世界』に「3個入り100円以下プリン」評論家として出演すること。とにかく3個で100円以下プリンの魅力を少しでも多くの方々に知ってほしい気持ちでいっぱいです。
さて。みなさんも一度は食べたことがあるのではないでしょうか、『3個入り100円以下プリン』。私はここ十年ほど、毎日一個は必ず食べています。冷蔵庫ストックから切らしたことは一度もありません。
ここまで長期間のルーティングルメワークに採用できる理由、それはやはり、その激安価格にあります。なんと3つで100円以下というお手軽さ。
しかも中には80円台も。さらに今回紹介するプリンの中にはなんと3つで68円という衝撃プライスで販売されているものも存在します!
そもそもプリンはなぜ3個入りなのか!?
ちなみにプリンが3個入りで販売されるようになった理由が、以前、TBSバラエティ「この差ってなんですか?」で紹介されていました。
そもそも日本で初めてカップ入りのプリンが発売されたのは1971年のことのようで、3個入りで発売されるようになったのはそれから5年ほど後の事。
当時の家族構成の平均的なモデルは4人家族。そこで、3個入りになったそうです。
は? 一つ足りないじゃん!という疑問は、はい。ごもっとも。
実は当時、大人の男性が甘いものを食べるイメージが少なく、勝手に〝お父さんの分〟が除外されてしまったようです。
いやいや。お父さんだってプリン食べたいし。てか、むしろ3個入りプリンこそ、お父さんに激マッチ。
というのもプレミアム系プリンが卵たっぷり濃厚な味わいなのに対し、3個入りプリンは超あっさり系。これが良い。これがポイントなのです。
正直、おっさんである私にとって濃厚系プリンは重すぎる。年に数個食べるかどうかであります。が、3個入りプリンなら毎日食べたい。ていうか実際に毎日食べています。
しかもこの記事を書くにあたって、今回一気に6個もの激安プリンを食べたのでありますが、胃が持たれることもなく完食してしまいました。本当にいつ食べても美味しい。
仲間外れなプリンはどれだ!?
では、突然ですがここでクエスチョン!
上の写真の中に、『3個入で100円以下プリン』というジャンルに属さない、いわば仲間外れプリンが二つ存在します。一体どれでしょう?
正解はこちらの二つのプリン!
一体なぜ仲間外れか分かりますか?
一つは、3個入りプリンの定番といいますか、王道ですかね。グリコの「プッチンプリン」。こちらは3個入りで基本160円前後で販売されているので『100円以下』というジャンルには当てはまりません。今回私も158円(税抜き)で購入しました。
そして二つ目はこちら!
榛名酪連という団体が販売元のプリンで、なんと4個入りで105円(税抜き)。
105円とこちらも100円オーバーなので『3個で100円以下プリン』組には属しません。さらに、3個入りではなく、4個入りですしね。
とはいえ、4個入りで105円とは衝撃のコスパ。恐れ入ります。
というわけで今回、この二つのプリンのお味も番外編としてレビュー。そしてメインは、都内近郊スーパーで入手可能な『3個入り100円以下プリン』4つの徹底比較。勝手にランク付けしたので早速ご覧ください。
第4位『KONDOプリン』近藤乳業
★販売元:近藤乳業
★カロリー:67Kcal(1個)
★実勢価格:98円(税抜き)前後で売られていることが多い
★購入スーパー:【いなげや】で売られていることが多い
かなりあっさりめで甘さも控えめなのがこの『KONDOプリン』の特徴。
カラメルも他の製品と比べるとかなり薄めです。とはいえ、今回エントリーされた『100円以下プリン』の中で最もカロリーも低く、あっさりしているので朝昼晩と一日3つ食べても胃がもたれるようなこともありません。あと、無性に食べたくなる中毒性があります。
第3位『まろやかソースがおいしい明治プリン』明治(meiji)
★販売元: 明治(meiji)
★カロリー:87Kcal(1個)
★実勢価格:95円前後(税抜き)で売られていることが多い
★購入スーパー:【コモディ イイダ】で売られていることが多い
今回エントリーされた『100円以下プリン』の中で最も甘く子供や女性には一番おススメ。
ちなみに明治製品だけにカップの底のボッチの作りもグリコのプッチンプリン同様、平らになっていて頑丈。その他のプリンは全て細い突起で出来ていて、たまにきっちり折れないことがあります。
番外編①『まろやかプリン 生乳仕立て』榛名酪連盟
第2位を紹介する前にここで番外編。先に紹介した謎の4個入りプリンである。基本スペックは以下の通りです。
★販売元: 榛名酪農業協同組合連合会
★カロリー:74Kcal(1個)
★実勢価格:4個入り105円前後(税抜き)で売られていることが多い
★購入スーパー:【イオン】で売られていることが多い
ハブられてきたお父さんのためを思ってか、ついに4個入りプリンが誕生。しかも実勢価格105円と、あとちょっとで100円以下プリンの仲間入り。
味も今回エントリーの4つと大差なし。ただし、タイトルにもなっている『生乳仕立て』の味が感じ取れない。そもそも生乳仕立てってなんだろう。生乳はまだ理解できるとして仕立てる意味がよく分からないのだった。
第2位『なめらかプリン』雪印メグミルク
★販売元: 雪印メグミルク
★カロリー:78Kcal(1個)
★実勢価格:85円~88円(税抜き)で売られていることが多い
★購入スーパー:【サミット】や【アコレ】で売られていることが多い
恐らく、最もよく見る『3個入り100円以下プリン』ではないだろうか。100円以下どころか80円台という衝撃価格で販売するスーパーも多くコスパ最強です。
味もコクがありしっかりしています。グリコのプッチンプリンに一番近い味かもしれないのでプッチンプリン好きにはおススメです。
番外編②『プッチンプリン』グリコ
第1位の前にまたまた番外編。もはや説明の必要はないでしょう。グリコのプッチンプリンであります。。
★販売元: グリコ
★カロリー:95Kcal(1個)
★実勢価格:158円前後(税抜き)で売られていることが多い
★購入スーパー:ほぼどこのスーパーでも取り扱っている
お馴染みキャラメル風味が後を引く。さらに100円を軽くオーバーするだけに他の『100円以下プリン』とはパッケージからしてデザインが違います。風格が漂います。
フタ代わりのフィルムまでこの違い。他は、ペラッペラで手で押さえないと、元の位置に戻ってしまうのに対し、プッチンプリンはこの通り!
アルミっぽい素材で好みの位置に折り目をつけると、そこでストップ。すごい。すごすぎます!
ま、味には関係ありませんが、一応。
第1位『なめらか練乳プリン』原田乳業
そして栄えある一位に輝いたのは、こちら『なめらか練乳プリン』。価格は衝撃の68円なり。もちろん3個入りですよ3個入り!
★販売元: 原田乳業
★カロリー:84Kcal(1個)
★実勢価格:68円(税抜き)で売られていることが多い
★購入スーパー:【業務スーパー】で売られていることが多い
コスパ最強の業務スーパーで売られているのが、この『なめらか練乳プリン』。
ちなみに業務スーパーご存知ですかね? ユニークな品揃えとその安さで注目のスーパーで全国展開されています。
『なめらか練乳プリン』の販売元である原田乳業さんのカスタマーセンターに確認したところ、東京近郊では、この業務スーパーのみで販売しているとの丁寧な解答をいただきました。ただし、全てでの店舗ではないそうです。
このプリン、本当に味のバランスが良い。軽すぎもせず重くもない。そして練乳の風味をほんのりと感じ、とにかく旨い。まさに〝ちょうど良い味わい〟に仕上がっています。
さらにこの価格です。なんと3個入りで68円というコスパ。頭が下がります。
というわけでいかがでしたでしょうか。みなさんも、いつもと違う『3個入り100円プリン』を見かけたら、食べ比べしてみてください。意外な発見があるかもしれませんよ。
ちなみに今回紹介したプリンが販売されるスーパーや、実勢価格は都度変わると予想されますのでその点はご了承ください。
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