茅ケ崎4人死傷、運転の90歳を在宅起訴 運転処罰法違反

 神奈川県茅ケ崎市の国道1号交差点で5月、4人が乗用車にはねられて死傷した事故で、横浜地検は29日、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪で、同市若松町、無職の女(90)を在宅起訴した。認否は明らかにしていない。

 起訴状によると、女は5月28日午前、同市元町の国道1号で乗用車を運転。赤信号にも関わらず加速しながら交差点に進入し、横断歩道を渡っていた女性=当時(57)=をはねて死亡させ、男女3人に全身打撲などの軽傷を負わせた、としている。

 女は同日夜に自動車運転処罰法違反(過失致死傷)容疑で逮捕されたが、横浜地裁が地検の勾留請求を却下したため同30日に釈放された。地検は在宅で捜査を進めていた。

事故現場からレッカー移動される乗用車=5月、茅ケ崎市

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