有村架純が「情熱の薔薇」を熱唱!「お芝居以上に難しかった」

株式会社東芝は、企業広告のイメージキャラクターに有村架純を起用した新テレビCM「未来をつくる人がいる」篇を、12月1日から放送する。

本CMは「For a new day.未来をつくる人が、いる。」というコンセプトのもと、それぞれの現場で奮闘する東芝グループの社員を見詰める有村の視点から、東芝が目指す未来を描いた作品。CM内で都会に暮らす等身大の女性を演じる有村は、ザ・ブルーハーツの名曲「情熱の薔薇」を歌い上げ、ピュアで柔らかい雰囲気の中にも、真っすぐな心(しん)の強さを感じさせる歌声を披露している。

都会の街並みを屋上から眺めている有村が、ゆっくり瞳を閉じて大きく息を吸い込むと、「情熱の薔薇」を歌い出す。その声に乗せて、東芝グループで働く社員の姿が映し出され、最後は真っすぐ前を見詰める有村の笑顔で締めくくられるという内容だ。

撮影は10月上旬、都内にある複数のロケーションで行われた。当日は雨の合間をぬっての撮影となったが、有村は集中力を切らすことなく、数少ない撮影チャンスにもしっかりと対応。さらに、気持ちを込めた歌に加えて、細かな表情のバリエーションも求められたが、持ち前の豊かな演技力をいかんなく発揮していた。

さらに、歌のレコーディングでは、音楽ディレクターから「朝日が昇ってくる様子をイメージして、実際に表情を作りながら歌ってみてください」と指示を受けた有村。何度かテークを重ねていくうちに音域もグッと広がり、最後には原曲の印象的な歌詞とメロディーに、低音で柔らかい有村の声が重なることで楽曲自体に新しい魅力が生まれた。

撮影の感想について有村は、「将来への不安や悩みを抱えている女性の感情を、ザ・ブルーハーツさんの『情熱の薔薇』に乗せて表現しました。私は歌う機会がめったにないですし、歌の中に気持ちを乗せることが難しくて、表情も作るという表現だったので、いつものお芝居以上に難しく感じました」と新しい挑戦になったよう。また、雨の中の撮影となったが、「雨って、ちょっと憂いな感じがするというか。普段はあまり好きじゃないですけど、こういう何かを作る時に雨が降っていたりすると、雰囲気があってすてきだなあと思うことがあります」と表現者らしい前向きなコメントを寄せた。

さらに、CMの「未来をつくる人が、いる。」というメッセージにかけて、今後挑戦したいことを聞いてみると、「最近、茶道を始めたので、ちゃんと通って上達していきたいと思います。あとは、ちょうど今、ドラマ『中学聖日記』(TBS系)で教師役をやっていて、そういう教師とか母親とかを演じられる年齢になってきたので、これから巡り合う新しい役を大事に演じていきたいと思っています」と女優業への抱負を明かした。

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