長崎バスを運行する長崎自動車（長崎市）や県営バスを運行する長崎県交通局など４事業者が１日から、長崎市と周辺の路線バス運賃を値上げする。長崎バスが利用客減少に伴い約３年ぶりに改定、県営バスも競合区間で同調する。
長崎バスとグループ会社さいかい交通（西海市）は初乗りを１０円アップし１６０円にする。主な区間では▽長崎新地ターミナル－小ケ倉２１０円（２０円増）▽同ターミナル－福田３２０円（３０円増）▽板の浦－桜の里ターミナル７６０円（７０円増）。
県営バスと子会社の県央バス（諫早市）の初乗りは、単独区間の１４０円を据え置き、競合区間のみ１０円高い１６０円にする。主な区間では▽西山台団地－中央橋２１０円（２０円増）▽大神宮前（滑石）－中央橋３００円（３０円増）。
長崎バスと県営バスは長崎空港線も同時に値上げ。長崎市中心部と空港を結ぶ区間は千円（１００円増）にし、２枚回数券を廃止する。併せて長崎バスは、住吉・道の尾経由の運行便数を６往復１２便に半減する。
両社は同市内と長崎空港間の往復乗車券、羽田空港と都心間の京急線往復乗車券をセットにした「羽田京急きっぷ」も２４２０円（６００円増）に引き上げる。
