【プレミアリーグ】新時代を迎えた”ノースロンドン・ダービー” 好調同士の一戦を制するのはどちらのチームか 第14節プレビュー ~part3~

1887年の初対戦から131年の月日が経つ”ノースロンドン・ダービー”。近年両チームの実力が拮抗してきたことで同カードがより激しさを増しているが、昨シーズンと大きく変化した出来事があった。アーセン・ヴェンゲル氏の退任。ウナイ・エメリ監督の下、新時代を迎えたアーセナルが本拠地エミレーツ・スタジアムでトッテナム・ホットスパーを迎え撃つ。

エメリ監督にとって初のノースロンドン・ダービーに

アーセナル

  • 欠場者情報

例年の如く負傷者を多く出しているアーセナル。ダニー・ウェルベックが膝のケガで長期離脱となり、11月のインターナショナルウィークにはアレクサンドル・ラカゼットが鼠径部を負傷。さらにDF陣もナチョ・モンレアル、コンスタンティノス・マブロパノス、そしてシュテファン・リヒトシュタイナーが故障者リストに名を連ねている。ロラン・コシエルニーが復帰間近と言われているが、今節の欠場は濃厚である。

  • マッチプレビュー

同ダービーではほとんどの試合で得点が決まり、2009年2月からは必ずどちらかがゴールを挙げている。ウナイ・エメリ監督がトッテナム戦に勝利すれば、過去10人のアーセナル監督の中で、就任1年目にスパーズを破った3人目の指揮官となる。過去には1983年にドン・ハウ氏、1996年にはアーセン・ヴェンゲル氏が達成している。前回のエミレーツ・スタジアムでのダービーでは、36分にスコドラン・ムスタフィが先制弾を挙げると、5分後にアレクシス・サンチェスが追加点を決めて2-0でアーセナルが勝利した。

トッテナムはケインのゴールに期待がかかる

トッテナム・ホットスパー

  • 欠場者情報

一時期の野戦病院の状態から少しずつ選手が復帰を果たしているものの、相変わらずトッテナムは多くの負傷者を抱えている。9月からムサ・デンベレが離脱中に加え、キーラン・トリッピアーとダニー・ローズの両サイドバックが欠場。今夏にレンタルバックとなったフィンセント・ヤンセンは今シーズン一度もリーグ戦に出場していない。

  • マッチプレビュー

最後に行った”ノースロンドン・ダービー”で1-0と勝利を収めたトッテナム。現在ロンドン勢との対戦で7連勝中であり、今節アーセナルに勝利すれば1950年10月から1951年8月以来となる対ロンドン勢8連勝を達成する。マウリシオ・ポチェティーノ監督はサウサンプトン時代を含め、プレミアリーグで一度もアーセナルとのアウェイ戦で勝てていない(3分け2敗)。ポチェティーノにとってキャリア初となる同チームのアウェイ戦5試合連続未勝利となっている。

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