「胸焼け」の病名は? 身近な症状を解説 横須賀で講演会

 よこすか浦賀病院(神奈川県横須賀市西浦賀)の阿部裕病院長が28日、浦賀行政センター(同市浦賀)で講演した。病院長は内視鏡について、その種類や最新の検査方法などを紹介。また「胸焼け」など身近な症状を分かりやすく解説した。

 病院長は内視鏡の種類などをスライドで紹介。痛みを伴わないよう工夫され、普及している「意識下鎮静法」について「うとうとする程度の鎮静剤投与で行うので患者への負担が少ない」とメリットを説明するとともに、「検査後、すぐには運転できない。1人で車で来院するのは厳禁」と注意を呼び掛けた。

 胸焼けは「逆流性食道炎」との病名で、重度によって症状が6段階分かれるとし、「放置すれば、命に関わる。暴飲暴食を慎み、気になるようならまめに受診してほしい」と訴えた。

 約200人が参加した講演会は、浦賀地区社会福祉協議会の「福祉のつどい」と連動し、同病院が主催した「健康まつり」の一環。まつりでは他に、病院スタッフによる無料の相談会や体力測定などが行われた。

阿部病院長が「よくわかるおなかの内視鏡」をテーマに行った講演=浦賀行政センター

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