長崎県佐世保市特産で、旬を迎えた養殖トラフグ「九十九島とらふぐ」の出荷式が1日、鹿町町の九十九島漁協鹿町支所で開かれた。
「九十九島とらふぐ」は「西海みかん」を混ぜた餌を与え、臭みを消している。身の歯応えがよく、透明度が高いのが特長。鹿町町の7業者が生産している。出荷は来年2月まで続く。昨シーズンの10トンに対し、20トンを目標に掲げている。
式には、漁協や生産者、市、地元産品を応援する活動をしているビール大手の「キリン」などの関係者らが出席した。高平真二組合長は「一生懸命育てたトラフグを、もっと地元の方に食べてほしい」とあいさつ。テープカットした後、約200匹260キロを載せたトラックを見送った。