波佐見の器 不要品持参で半額 皿山器替えまつり

 長崎県東彼波佐見町の皿山、稗木場地区の波佐見焼の窯元、商社8店で1日、家庭で使わなくなったり、欠けたりした焼き物と引き換えに新しい器を半額で購入できる「第14回波佐見皿山器替えまつり」が始まった。2日まで。

 使わなくなった陶磁器の供養や再利用、地域の活性化を目的に実行委が毎年開く。各店で1人1個引き換えができる。回収した器は、粉砕してタイルにリサイクルされる。

 午前中から多くの焼き物ファンが訪れ、お気に入りの器探しを楽しんでいた。佐賀市から夫婦で訪れた上坂みどりさん(55)は「かわいい器が多く、目にも楽しい。来年は娘や友達も誘いたい」と話した。

 開催時間は午前9時半~午後5時。2日午後1時半からは皿山郷の人形浄瑠璃会館で江戸時代から伝わる県指定無形民俗文化財「皿山人形浄瑠璃」の上演もある。

「波佐見皿山器替えまつり」で買い物を楽しむ客ら=波佐見町皿山郷、正光窯

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