高木監督 好ゲームで別れ V・ファーレン長崎

 明治安田J1最終節(1日・トランスコスモススタジアム長崎ほか=9試合)V・ファーレン長崎は清水と4-4で引き分けた。通算成績は8勝6分け20敗。勝ち点30は18チーム制となった2005年以降、最下位チームで最多となった。

 V長崎は前半36分、鈴木が右足で流し込み先制。7分後に追いつかれたが、ロスタイムに翁長のロングスローをファンマが頭で決め、2-1で前半を折り返した。2-2とされた後半16分にはCKからのこぼれ球を田上が左足ボレーで合わせて三たびリードに成功。その後立て続けに失点して3-4とされたが、42分に鈴木がPKを落ち着いて決め、両チーム計33本のシュートが飛び交った試合はドローに終わった。

 試合後にセレモニーが行われ、今季限りで退任する高木監督は「6シーズンにわたりお世話になった。本当に最高の時間だった。明日からこのチームのファンの一人として見守っていく」とあいさつ。主将の高杉は「降格となったが、これでV長崎が終わるわけではない。未来に向けて一歩一歩進めれば」、高田社長は「1年でJ1に復帰する。来年も変わらず応援してほしい」とサポーターらに呼び掛けた。

試合後、サポーターの前で胴上げされる高木監督=諫早市、トランスコスモススタジアム長崎

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