百貨店大手高島屋の元社長で在京宮崎県人会の会長も務め、９月９日に９４歳で亡くなった日高啓（ひろし）さん＝宮崎市出身＝のお別れの会が４日、東京都千代田区の帝国ホテル東京で開かれた。親交のあった約５００人が訪れ、別れを惜しんだ。
出席者は白いバラを受け取り、遺影と花が飾られた祭壇に次々と献花。高島屋の鈴木弘治会長、木本茂社長がお礼を述べた。喪主を務めた日高さんの長女の松本由美子さん（６２）＝東京都大田区＝は「父との思い出を語ってくれた方もいた。立派な会を開いていただき感謝したい」と話していた。
本県出身者も多く訪れ、在京宮崎県人会の藤田洋一会長は「日高さんが会長にいるだけで在京宮崎県人会の格が高くなるような方だった」、日高さんと同じ宮崎大宮高出身の河野昭さん（８８）＝横浜市＝は「公私ともにお世話になった。宮崎をこよなく愛した方だった」としのんでいだ。
