木村市議に遺憾 賛成多数で可決 三浦市議会

 三浦市議会第4回定例会が4日、開会した。初日の本会議で、木村謙蔵市議に対して遺憾の意を示す決議案を賛成多数で可決した。木村市議は9月の定例会で辞職勧告決議を受けた後、自身の議会報告紙で「不当な勧告決議」などと記載。これに対し、一部議員が「市議会を真っ向から否定する暴挙」と批判し、提出した。

 決議案はみうら市政会、自民、公明の3会派と無所属の計7人が提出。2年前の6月定例会との2度の辞職勧告などを重く受け止め、速やかに身を処するよう求めた。木村市議と議長を除く11人で採決が行われ、賛成10、反対1で可決された。

 可決後、岩野匡史議長から辞職を求められた木村市議は「拒否します」と答えた。

 決議の影響で、初日に行われる予定だった一般質問が延期された。

© 株式会社神奈川新聞社