12月14日放送のフジテレビ系「東海テレビ開局60周年記念スペシャルドラマ 大誘拐2018」（午後7：57＝東海テレビ制作）の記者会見に岡田将生と渡部篤郎が出席した。主演の岡田は「60周年記念ドラマの主演という大役を頂き、僕にとっては今回の作品はご褒美のよう。コメディーな展開が面白くて、最近は重たいものばかりやらせてもらっていたので、晴れやかな気持ちで現場に行けるのがうれしかった。今年も頑張って良かったなという、2018年の締めくくりの作品」とうれしそうに語った。
本作は1991年に岡本喜八監督で「大誘拐 RAINBOW KIDS」として映画化もされた、作家・天藤真による小説「大誘拐」をドラマ化したもの。舞台を東海地方に移して、100億円の身代金を巡るミステリーを描く。岡田は富司純子扮（ふん）する富豪を誘拐する元ヤクザの戸並健一という役どころだが「富司さんはすてきな方で尊敬する大先輩。そんな方に対して健一は口がよろしくないというか、富司さんに対して『クソババア！』という。心を痛めながら、申し訳ないという気持ちで、品がないなと思いながら演じました」と恐縮しきりだ。
一方、誘拐事件解決に奔走する刑事・井狩大五郎役の渡部は「名古屋弁を僕は頑張っているつもりで、お褒めいただきたい」とアピールしながら、「撮影中は方言指導の先生が風邪をひいていて声が出ないので、うなずいているだけ。僕としては『頑張りましたね』と言ってほしかったけれど、誰も言ってくれなかった」と愚痴っていた。
