たくあんおいしく 三浦でダイコン天日干し

 冬の風物詩「ダイコンの天日干し」が、三浦海岸(三浦市)でピークを迎えている。たくあん用の青首ダイコンが柵につるされ、潮風に揺れている。

 浜辺は風通しが良いため、水分が抜けるのが早く、凍りにくい。海岸近くの「須原農園」(同市南下浦町上宮田)ではダイコン2本を1束にしてつるし、5日干した後に10日間漬け込む。シーズン中にたくあん約8万本を生産する。

 同園の須原茂さん(59)は「冬になっても温度が高いので、生育は良い。大きく立派なたくあんができる」と期待している。天日干しの作業は来年2月中旬まで続く。

ピークを迎えているダイコンの天日干し=三浦海岸

© 株式会社神奈川新聞社