全11校にエアコン設置へ 三浦の小中学校

 今夏の猛暑を受け、三浦市は2019年度に、市内の全小中学校11校の普通教室などにエアコンを設置する。事業費約2億7千万円を計上した18年度一般会計補正予算案を、4日開会の第4回定例会に提出した。

 19年度中の整備完了を条件とする国の臨時特例交付金などを活用し、特別教室を含む計167教室に設置する計画。総事業費を約5億円と見込んでいる。

 5日に開かれた本会議で、長島満理子(みうら市政会)と藤田昇(公明)の2氏が一般質問し、吉田英男市長はエアコン設置について「教室への設置は待ったなしの状態。市の財政にかかる負担は大きいが、児童生徒の安全には代えられない」と説明。設置時期については、市側は「1学期中に利用できる学校が1校でも多くあるよう、目指している。他の学校についても夏休み中に工事を行い、2学期には稼働できることを目標にしたい」と答えた。

 市によると、17年4月1日時点でエアコンが設置されているのは特別教室を含む計19教室。

三浦市役所

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