【元釣具屋が語る】“ベイトの多い場所”が釣れない理由と3つの対処法 ルアーフィッシングの釣果を大きく左右するベイト(エサ)の存在。ベイトの多い場所を選んで釣行するのが鉄則だが……。今回は、あえてベイトの存在に疑問を呈してみよう。

ベイトがたくさんいてるのに……(泣)

ルアーフィッシングの釣果を大きく左右するベイト(エサ)の存在。もちろん、ベイトが多い場所を選んで釣行するのが鉄則ですが……。

そこで今回は、“あえて”ベイトの存在に疑問を呈してみることにしました!

こんな経験はありませんか?

目の前には大量のイワシと、それに激しくバイトする青物やシーバス。

「めっちゃ釣れそうやん!」と、イワシを模したルアーを投げるものの、一向にヒットする気配はなし。

一度はこんな状況に遭遇したことがありませんか?

“多すぎるベイト”に盲点アリ

釣れない理由=ルアーがベイトに埋もれる

ベイトが多すぎるデメリットは、ルアーがベイトに埋もれてしまい、フィッシュイーターがルアーを見つけられなくなることです。

仮にイワシが999匹いたとして、釣り人がイワシ風のルアーを投げたなら、そのルアーは1,000匹目のイワシとなります。

シーバスが1匹しかいなかったとすると、ルアーにバイトする確率は1/1000。イワシが減るかシーバスが増えないと、釣れる確率が低すぎるのです。

なんだかベイト至上主義も不安になってきませんか……?

3つの“逆転の発想”を試せ!

ベイトが多すぎる状況では、意図的にベイトとルアーの差別化を図りましょう。

ベイトよりもルアーの存在を主張させることで、フィッシュイーターがルアーを見つけやすくなり、ルアーにバイトするチャンスが高まります。

ベイトフィシュっぽくないカラーを

ベイトフィッシュとは真逆のカラーを使い、カラーで差別化をしてみましょう。チャートカラーはあまり人気がありませんが、ソルトルアーマン必携のカラーです。

ベイトフィッシュよりもサイズを大きく

ベイトフィッシュよりも一回り二回り大きなルアーを使い、サイズで差別化を図ってください。「大きいルアーだから釣れる」状況は、絶対にありますよ!

ベイトフィッシュがいないところを釣る

ベイトの群れの中にルアーを投げたくなりますが、ベイトがいないところや群れが薄いところにルアーを入れてみましょう。

傷ついて群れからはぐれたエサを狙うのは、多くの肉食動物に共通する性質です。

固定概念にとらわれるな!

釣りをしていると、どうしても固定概念に縛られがち。ボイルが発生していたら、ベイトに合わせたルアーをボイルの真ん中に投げたくなりますよね?

しかし、時にはそんな固定概念が釣果をダウンさせてしまうことも。経験やセオリーに捉われず、いろんなことを試してみてくださいね。

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