爆発的なスピードでDFを置き去りにし、ゴールやアシストなど決定的な働きを見せるパリ・サンジェルマンFWキリアム・ムバッペは同じフランス人選手であることからティエリ・アンリ2世と呼ばれることが多い。アンリもムバッペと同じくスピードがあり、フランス代表で何度も重要なゴールを決めてきた。
しかし『OmniSport』によると、元フランス代表のユーリ・ジョルカエフ氏は近い将来ムバッペがアンリ2世より元祖怪物ロナウドに近い存在になると予想している。よりムバッペがゴールに集中するポジションでプレイすると考えているからだ。
「私は何人もの優れたストライカーとプレイする機会があった。ムバッペはアンリのような選手だと思うよ。彼らは同じスピードを備えている。ロナウドは9番のポジションでプレイしていて、今ムバッペはサイドでプレイしている。アンリのようにね。ただ、2年か3年すれば我々はムバッペとロナウドを比較していると思う。ムバッペは9番のポジションでプレイすることになるだろうからね」
現在ムバッペはパリ・サンジェルマンでネイマール、エディンソン・カバーニらと3トップを築いており、流動性はあるもののセンターフォワードはあくまでカバーニだ。しかしムバッペがよりゴールに集中するならば、いつの日かセンターフォワードで固定されることになるかもしれない。
クリスティアーノ・ロナウド、リオネル・メッシのようにシーズン40点ほど決めてしまう可能性も秘めているが、ムバッペはここからどのような成長を見せるのか。それだけの得点数を奪える選手になればバロンドール獲得も容易だろう。