歩道に倒れていた男性を発見し、救急車が到着するまで適切な救命処置を行ったとして、長崎県諫早消防署は1日、諫早市内の4人に感謝状を贈った。
4人は、宇都町の会社員、柿本勲男さん(47)と長男の伊織君(10)=上山小5年=、ともに看護師の多良見町の岸川孝さん(49)、飯盛町の山口貴士さん(45)。
同消防署によると11月11日午後0時50分ごろ、永昌町の歩道で、ランニング中の男性(48)があおむけで倒れているのを通り掛かった伊織君が発見。勲男さんが声を掛けたが、反応がなく、近くのコンビニエンスストアに駆け込み、119番通報した。
その間、若い夫婦が男性に心臓マッサージを行い、近くにいた岸川さんと山口さんも処置に加わった。男性は心肺停止状態で、病院搬送後も2日間、意識が戻らなかったが、10日後に退院したという。
城下和美署長は「通報から救急車到着まで7分間、早期発見と通報、心肺蘇生が行われたことで、男性は後遺症もなく、短期間で社会復帰できた。見事な救命のリレーで珍しい」とたたえた。
見事な救命のリレー 親子ら4人に感謝状 諫早消防署
- Published
- 2018/12/07 11:00 (JST)
- Updated
- 2018/12/08 00:20 (JST)
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