天皇即位10連休、外来診療2日で調整 厚木市立病院

 新天皇の即位に合わせて10連休となる見通しの来春の大型連休を巡り、神奈川県厚木市は7日、市立病院(同市水引)の連休中の態勢について、外来診療を2日間程度行う方向で調整していることを明らかにした。同日の市議会本会議で、新井啓司氏(新政あつぎ)の一般質問に答えた。

 同病院は、救急車で搬送された患者、手術などを必要とする症状の重い患者を中心に診療する2次救急医療機関として24時間体制で救急医療を提供している。病院事業局長は、10連休中の対応についても「救急の体制は24時間365日」とした上で、外来診療に関しても「11月にプロジェクトチームをつくり(対応を)検討しており、2日間程度行うということで調整している」と答弁した。

 また、そのほかに見込まれる課題として「連休明けに手術が必要な患者の事前の検査などが(10連休中に)発生することが想定される」と説明。「市民に安心していただけるように検討を進める」とした。

 皇太子さまが新天皇に即位する来年5月1日などを来年に限って国民の祝日とする特別法は今国会で成立する見通し。祝日法の規定により、来年4月27日から5月6日まで10連休となる。

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