メクル第329号 気になる記事にシール

 子どもたちが新聞に親しんでいる様子などを紹介(しょうかい)する「しんぶんシーン」。今回は、長崎市立滑石(なめし)中(高橋正樹(たかはしまさき)校長、343人)です。
 司書担当(たんとう)の教諭(きょうゆ)が図書室前の壁(かべ)に新聞記事を掲示(けいじ)し、生徒たちが「気になる記事」にシールをはっています。生徒たちの視野(しや)を広げてもらおうと、週がわりで記事を入れかえています。
 日本記録をつくった男子マラソンの大迫傑(おおさこすぐる)選手、2025年大阪(おおさか)万博決定-。さまざまなニュースの中で、3年の平畑美波(ひらはたみなみ)さん(15)は「県内の性別変更(せいべつへんこう)43件(けん)」という見出しの記事(11月24日付、長崎新聞)にシールをはりました。2004年の性(せい)同一性障害(しょうがい)特例法の制定(せいてい)から昨年までに、性別適合手術(てきごうしゅじゅつ)などをへて裁判(さいばん)所に戸籍(こせき)変更を請求(せいきゅう)し、みとめられたケースが県内で43件あったとの内容。「東京などの都会だけでなく、長崎でもこういうケースがあると知り、身近な話題に感じました」と話していました。
 そばには、記事に関連した本も置かれています。

気になった記事にシールをはる生徒=滑石中

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