シネドラマ「鯉のはなシアター」ヒロイン役の矢作穂香が徳井義実に“恋”をした

8日、東京池袋の池袋シネリーブル シアター1で、広島カープの珠玉秘話を映像化したシネドラマ「鯉のはなシアター」東京上映初日舞台挨拶が行われ、主演の徳井義実、矢作穂香、小越勇輝、北別府学、桝本壮志(著者)、時川英之監督が登壇した。

シネドラマ「鯉のはなシアター」は、広島ホームテレビで放送中の人気番組から誕生した小説「鯉のはなシアター(著 桝本壮志)を長編ドラマとして」 映像化したのも。監督には広島出身の時川英之監督(映画「ラジオの恋」「シネマの天使」)。主演には大のカープファンであるチュートリアルの徳井義実を起用し、広島にゆかりのある俳優陣たちやカープ芸人、カープファンも集結し、すべて広島でロケを敢行したカープファンのみならず野球ファン必見の作品。

時川監督は「広島で14週目で、まだ上映中、それで東京にやってこれて大変うれしく思っている」と感謝の気持ちを述べた。MCから完成した作品を観た率直な感想を聞かれた徳井は、「自分が出ている作品は、心が動くことはそんなにないんですけど、これは自分が出ているというよりもカープに対する想いが強くて、家で猫と一緒にDVDを観ながら5回泣いてしまいました。冒頭から泣き、自分の土下座で泣いてるのにも1回泣いた」と述べ会場を笑わせた。

ヒロイン役を務めた矢作は「カープって、広島ってすごいなっと思いました。カープと広島の魅力が詰まった作品なので、早く広島に行きたいという気持ちが多くなった」と述べ、ロケ後にはすっかりカープ女子になっていたそうだ、会見にも赤い衣装で爪も赤く塗っての登壇だった。

元広島カープ投手の北別府は「今日この会見があるのでDVDをもらって、初めて昨日観た」とぶっちゃけ徳井から「学さん、もっと早く観てくださいよ(笑)」とツッコまれ大爆笑。さらに「台詞はいまいちだったが、結構カッコよく映っていましたよ」とおちゃらけて自分を評価した。

矢作は、徳井と一緒に演じたことについて「普段テレビで見ていたので、まさかまさか一緒にお芝居ができると思っていなかった、新鮮な気持ちと、ちょっとドキドキした感じがあった」と照れながら言ったところで徳井が「それは“好き”ってこと! 若いからね…共演者を好きになってしまうということはま~あると思う、それは受け止めておきます」と悪ノリし矢作を困らせていた。

「ミュージカル・テニスの王子様2ndシーズン」や「仮面ライダーキバ」で活躍中の小越は、依頼をもらったのが撮影に入る3日前で広島弁もわからず、戸惑ったと明かし、「撮影の合間は原爆ドームへ行ったり、原爆資料館へ行ったり、1人で飲み歩いて、広島の方と一緒に飲んですごく可愛がってもらったり、広島のことを知って行く中ですごい(広島が)好きになっていきました」と役作りについて語った。

最後に時川監督から「この作品はカープファンが喜んでもらう、広島の人が喜んでもらうは当然、それを超えて全然広島とは関係のない、東京の野球の全然わからない女の子とかも喜んでもらえるものにしたいと思っていた、なので東京での上映が出来るっていうのは本当にうれしく思う」と締めくくった。(ジェイタメ編集部)

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