とんねる横丁で食べ歩き 佐世保・戸尾のフードフェス

 戸尾「とんねる横丁」フードフェスが8日、佐世保市戸尾町で開かれ、店舗の軒先で特産品などが販売され、市民らが食べ歩きを楽しんだ。
 市内の若手経営者らでつくる、佐世保地方創生プロジェクトチーム「海から稼ぐ観光客誘致委員会」(宮崎正典委員長)が主催。戦時中の防空壕跡地で商売を続ける横丁を、観光地としてPRし、活性化につなげようと初めて企画した。国際クルーズ船の船員も取り込もうと、入港予定日に合わせて開いた。
 軒先では九十九島産の焼きガキやレモンステーキ、タコスなどの食べ物が販売され、訪れた人を楽しませた。
 この日入港したコスタ・セレーナで看護師をしているという、中国・北京のチャン・コンインさん(31)は「新鮮でおいしい」と笑顔で焼きガキなどを味わった。宮崎委員長は「今後も月1回程度開き、横丁の魅力を多くの人に知ってもらいたい」と話した。

店舗の軒先で特産品などが販売された戸尾「とんねる横丁」フードフェス=佐世保市戸尾町

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