さまざまな文化から大切さ考える 「人権メッセージ展」

 人権の大切さを考える催し「人権メッセージ展」が8日、横浜市西区のクイーンズスクエア横浜で始まった。9日まで。

 ダウン症の男女がありのままの自分を知ってもらおうとダンスを披露。自閉症の男性が演奏するキーボードに合わせ、中高生や看護師が楽曲を熱唱した。

 会場では神奈川大学の学生が性的少数者(LGBTなど)について知ってもらおうと自作のポスターを展示。横浜高校野球部前監督の渡辺元智さんら各界で活躍する著名人20人が寄稿した人権メッセージがパネルで展示されている。

 9日にはアイヌ古式舞踊伝承団体や日本補助犬協会によるプログラムが行われる。「人権週間」(12月4~10日)に合わせて毎年開かれ23回目。県や県内各市町村などで組織する県人権啓発推進会議が主催している。

ダンスを披露するダウン症の女性ら=横浜市西区

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