バスケWリーグ長崎大会 JX-ENEOS快勝

 バスケットボール第20回Wリーグ長崎大会「JX-ENEOS-トヨタ紡織」第1日は8日、長崎市の県立総合体育館で行われ、JX-ENEOSが87-55で快勝して、開幕からの連勝を「11」に伸ばした。トヨタ紡織は6勝5敗で7位。
 JX-ENEOSは第1クオーター中盤から徐々に流れをつかむと、第2クオーターは193センチの長身センター渡嘉敷がゴール下を支配。次々に得点を重ねて、44-26と大きくリードして前半を折り返した。後半はトヨタ紡織もセンター野町、畠中らの3点シュートなどで反撃したが、JX-ENEOSも最後まで攻撃の手を緩めずに30点以上差をつけた。
 この日は前座試合として、長崎市ミニバスケットボール6年選抜チームの男女2試合も実施。各チームの主力選手が、ハイレベルなプレーを披露した。
 最終日の9日は午後3時から、大村市のシーハットおおむらで「トヨタ紡織-JX-ENEOS」の試合を実施する。

◎トップ選手のプレー堪能
 日本代表のセンター渡嘉敷、ガード吉田(JX-ENEOS)らのプレーを見ようと、この日、会場に詰め掛けたファンは1553人。長崎市ミニバスケット6年選抜チームによる前座試合も含めて、スピード感あふれるバスケットボールの醍醐味(だいごみ)を堪能していた。
 吉田が第2クオーター序盤にコートに立ち、素早いパス回しから、渡嘉敷が3連続でシュートを決めると、スタンドからは大歓声が上がった。仁田佐古小4年の森保結衣さんは「吉田選手はゲームメークがうまくてかっこいい。あんなガードになりたい」と目を輝かせた。
 24日に開幕する全国高校バスケットボール選手権(東京)に出場する長崎女高の3年生3人も観戦。中山和奏さんは「逆境でも諦めない強いガッツを感じた。自分も全国であんなプレーをしたい」と国内トップ選手の姿に刺激を受けた様子だった。

【JX―ENEOS―トヨタ紡織】第3クオーター1分、JX―ENEOSのセンター渡嘉敷がゴール下に切り込む=県立総合体育館
選手に声援を送る子どもたち=県立総合体育館

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