【逗子市長選】新人、現職舌戦スタート 9日告示、2氏が第一声

 任期満了に伴う逗子市長選は9日に告示され、16日の投開票に向けて、舌戦の火ぶたが切られた。いずれも無所属で、新人で工務店会長の桐ケ谷覚氏(69)と、現職で4期目を目指す平井竜一氏(52)=届け出順=の2人が市内で第一声を上げ、有権者に支持を訴えた。

◆現場主義で行政改革 桐ケ谷覚氏(69)

 「逗子を変えなければ」という強い思いをたくさん感じてきた。この思いを形にしたい。

 1丁目1番地は財政改革。企業誘致や起業支援などを組み合わせながら税収増を図る。もう一つは経費削減。少子高齢化、人口減少の波が来る中、しっかりと財政を立て直せれば、逗子は本当に豊かな町に変わっていく。

 財政にめどがついたら、福祉、教育を手厚くし、暮らしを守る。

 これまでの仕事は現場主義でやってきた。これからも現場主義を貫いて行政改革に取り組む。(亀岡八幡宮境内)

 選挙事務所=逗子市逗子5-2-46、電話046(873)6600。

◆総合病院実現が使命 平井竜一氏(52)

 最大の課題の一つである総合病院の完成は、最大の使命。大規模な災害が起きても安心して暮らせ、市民の命を守る病院を何としても実現する。

 厳しくなった財政は再建のめどが立った。来年度以降は必ず、力を注いできた福祉や教育に予算を付け、生活を守る。人口減少、少子高齢化が進む中、行政、市民、民間企業と三位一体で力を合わせ、財政が厳しくても豊かに暮らせるまちをどうすれば作れるかを先頭に立って考え、3期12年で培った経験の全てをつぎ込む。逗子のために、この選挙を戦い抜く。

(JR逗子駅周辺)

 選挙事務所=逗子市逗子1の2の11、電話046(876)5401。

桐ケ谷覚氏(左)、平井竜一氏(右)

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