電車と車で観光楽しんで 三浦半島でカーシェアと連携

 京浜急行電鉄(東京都)は3日から、駐車場運営大手のタイムズ24(同)と連携し、カーシェアリングの割引サービス「レール&カーシェア」を始めた。沿線価値向上と、三浦半島地区の活性化が狙い。

 IC乗車券のPASMO(パスモ)を使って京急線の指定駅まで乗車した後、京急が保有する指定の駐車場からタイムズ24のカーシェアリングサービス「タイムズカープラス」を利用すると、料金を206円割り引く仕組み。

 指定駅は浦賀や三崎口など計14駅。サービス開始に合わせ、カーシェア向けの車両を計16台から計29台に増やした。

 また、カーシェアを使い京急が運営する観光施設「京急油壺マリンパーク」(三浦市)や三浦半島の観光名所の三崎港(同)、城ケ島(同)を訪れた場合は、次回以降に使える30分無料の電子優待券を提供する。

 京急は「目的地近くまでは京急線、その後はカーシェアリングを使い、電車だけでは行きにくい三浦半島の奥深いところまで巡ってほしい」とした。

「タイムズカープラス」のカーシェアリングステーション

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