全てはホッフェンハイムのおかげ? アーセナル若手FWの成長にクラブOBは

ホッフェンハイムのリース・ネルソン photo/Getty Images

若手を成長させるという点において、プレミアリーグの各クラブはブンデスリーガに大きく遅れを取っている。まだトップチームで出番を得るには早いと考えられていた10代の選手が、ドイツに渡った瞬間に結果を出すなんてこともある。

ドルトムントのジェイドン・サンチョはもちろん、アーセナルからホッフェンハイムにレンタル移籍している19歳FWリース・ネルソンもそうだ。ホッフェンハイムでは途中出場を中心にチャンスを与えられ、10試合で6得点1アシストと結果を出している。

英『Daily Mirror』によると、昨季限りで現役を引退した元アーセナルのペア・メルテザッカーもネルソンのホッフェンハイム行きは正しい決断だったとコメントしている。ネルソンの成長はアーセナルにとっても嬉しいものだろう。

「現時点でブンデスリーガは彼に合っているし、彼が向かったホッフェンハイムは若手を成長させ、チャンスを与えることに慣れているクラブだ。ここまで彼は素晴らしい仕事をしているが、それは彼が行きたいと考えたからだ。彼は素晴らしいチャンスを得ていて、これを活かさないといけないし、ここから学ばないといけない」

ブンデスリーガの各クラブは今後も若いイングランド人選手を注視していくだろうが、サンチョもネルソンもブンデスリーガで活躍できるとの確信を持って獲得へ動いたはず。ただチャンスを与えるだけでなく、目利きが優れていることも大きな特徴だ。プレミアのクラブは若手の才能を活かせていないケースが多く、ドイツで結果を出している現状から色々と学ぶ必要がありそうだ。

© 株式会社FACTORIES