ヤンキースがハップと3年契約で合意へ 先発補強終了か

MLB公式サイトに入った情報によると、ヤンキースは今季17勝をマークした36歳の左腕、J.A.ハップと3年契約を結ぶことで合意目前となっているようだ。ハップにはアストロズ、ブルージェイズ、フィリーズ、レンジャーズ、レッズなども興味を示していたが、大半のオファーが2年契約。ハップは3年契約を求めており、3年契約を提示したヤンキースが争奪戦を制したようだ。

今季のハップはブルージェイズでの20先発で10勝6敗、防御率4.18をマークしたあと、ヤンキースへ移籍し、移籍後は11先発で7勝0敗、防御率2.69と見事な活躍。シーズン通算では2016年の20勝に次ぐ自己2位の17勝をマークし、ヤンキースのワイルドカード獲得に大きく貢献した。シーズン終了後、ハップはヤンキースとの再契約を望んでいることを明らかにしていたが、その願いが叶った格好だ。

今オフ、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは先発投手の補強を最優先課題に挙げていたが、CCサバシアと再契約を結び、マリナーズとのトレードでジェームス・パクストンを獲得。そして、ラストピースとしてハップとの再契約にこぎつけ、先発投手の補強を完了させた。ルイス・セベリーノ、田中将大、パクストン、ハップ、サバシアと好投手が並ぶ先発ローテーションは、右腕が2人、左腕が3人と左右のバランスも取れており、打倒・レッドソックスを目指すヤンキースにとって大きなストロング・ポイントとなりそうだ。

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